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FFT-CCDの弱点!?

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オリンパス E-1 ZUIKO DIGITAL ED150mm F2

この画像を見ていただきたい.ヘッドライトの写りが奇妙な形をしている...



当初,これはスミアだと感じた.スミアとは,デジタルカメラに置いて,電子シャッターを搭載するカメラに起こる現象で縦に白い輝線が現れる.実際,昔のデジタルカメラで撮影したところ,強い光が写ったところに輝線が走った.

今回もこの現象だと思っていたが,考えてみればE-1は機械シャッターである.スミアが起こるはずがない.そこで,オリンパスのカスタマーサポートセンターに連絡をしてみた.サポートセンターの方曰く,
「写真を直接確認してみたいので,画像加工せずに撮影したままの生データをメールで送ってください」

 ということなので,知人がニコンD1Hで撮影した写真と併せてメールを送った.
しかし,
「サーバーの関係で,2MBを超えるメールは受信できません」

 ということを言われてびっくり!(@_@)

 だって,たかだか500万画素のE-1で撮影した写真でも,言われたままの生データであるRAW形式では10MBもあり,LZHで圧縮しても7MBだ.私は同時にJPEGでも保存していたが,それでも3MBだ.仕方なく,RAWデータの画素を落としてJPEGで圧縮して2MBのファイルにして送信した.

 1週間後,オリンパスから電話がかかってきた.この現象の名前は「ブルーミング」というらしい.なんでも,CCDのフォトダイオードにあまりに強い入射光が入ったとき,飽和してポテンシャル壁を越えて,隣の画素に漏れる現象らしい.大学院の講義で量子物性という科目があったが,量子に関係しているのかな?
 
 ちなみに,これはコダック製のフルフレーム型CCD(FFT-CCD)には現れやすい現象らしい.他社のインターライン型CCDでは滅多に起こらないらしい.受光面積の広い(隣のフォトダイオードとの距離が近い?)FFT-CCDでは起こりやすいのか??
 
 残念なことに,この現象を防ぐ方法はないらしい(T_T).しかし,通常のハロゲンランプではこういった現象が起きないので,まだ助かっている.この現象が起きるのは,HIDライト,車で言う“ディスチャージライト”だけだった.

 オリンパスの方の話では,FFT-CCDを採用したカメラでは,同様な現象は起こりうると言うことだったが,今度新しく出たE-330は松下製のLive-MOSという新開発の素子なので,こういった現象が起こらないか期待している.

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by rav2M | 2006-03-09 23:10 | Four Thirds

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